耐震リフォームのときに考えなければならないポイントとは

耐震リフォームの重要なポイントとは

この春で東日本大震災から5年になりますが、マイホームの耐震性については、気に留めておきたいものです。戸建住宅の耐震性を考える上で、何に気をつければ良いのでしょう。
よく言われているポイントは、「屋根」、「柱」、「基礎」、「壁」などです。
耐震リフォームの際に、特に気をつけて補強を検討したい箇所ですが、ここで幾つか、その補強工事のポイントをご紹介しましょう。

・屋根:屋根の重量によっては、地震時の揺れが増幅したり、屋根材などが落下してくる危険性があります。そこで、ポイントとなるのが軽量化。重量が軽く、割れたり落下したりしない屋根材に葺き替えることで、地震の時の被害を軽減できるといわれています。

・柱:日本の一般的な木造住宅の場合、柱の補強は比較的重要といわれています。柱と土台、柱と梁をつなぐ部分を金具で補強します。また、湿気による腐食、シロアリ被害があれば、その部分を取り除き、新しい木材で継いで金具で固定します。

・基礎:1981年の新耐震基準以前に建てられた住宅の中には、脆弱な基礎のものがあるとの懸念があります。その場合は、鉄筋入りのコンクリートによる補強などの検討が必要な場合もあります。また、地盤がゆるい場合は地盤の改良や建物下へのくい打ちが必要になることも。

・壁:一般的に日本の戸建住宅に多い在来工法は、横揺れに弱いといわれています。そのための補強策として、構造用合板という板を柱や土台に打ち付けるなどの対策をすることがあります。また、柱と梁の間に筋交いを入れて補強するなどの工法もあります。

耐震性と屋根の関係

ここで、少し詳しく屋根について見てみましょう。
地震の時、屋根の材質によって家全体の揺れ方が大きく変わります。その理由は、屋根の重さにより家屋の重心の位置が変わるからです。屋根は家屋の一番上に乗っているものですから、重ければ建物の重心の位置は自然と高くなります。
重心が高いほど不安定になり、地震時の揺れ幅が大きくなるのです。さらに、実際に揺れるときには、建物の先端に遠心力が働き、本来の重さの何倍もの力が加わります。したがって、屋根が重ければ重いほど、屋根の落下や建物そのものの倒壊の危険性も高まります。
一方、屋根が軽ければ、重心は下がり地面に近づくので安定感があり、地震の揺れも小さく伝わります。つまり、屋根は軽ければ軽いほど、減震が期待でき耐震性が高まるのです。
こうしたことから、屋根の耐震性を高めるには、丈夫で軽い屋根材への変更が重要ポイントといえます。

屋根の耐震リフォームと屋根材選び

では、どのような屋根材に変えればよいのでしょう。屋根の重さは屋根材によって大きく異なります。ここで、一般的な屋根材の重量を比較してみましょう。

<屋根材の重量の比較:100m²の家屋の場合>
瓦屋根:約6トン
スレート屋根:約2トン
金属屋根:約600キログラム
※建物個別の条件等により状況は異なります。
このように同じ大きさの屋根でも、屋根材により重量は大きく変わります。最も軽いのが”金属屋根”ですから、耐震性も最も高いと言えますね。 このことからも、近年、瓦やスレートから強度もある金属屋根へ葺き替えるケースが増えているのです。
日本は地震の多い国です。耐震補強の必要性を感じながら、リフォームはまだという方も少なくないかもしれません。安心して暮らすために、この機会に耐震リフォームを検討されてはいかがでしょうか?

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