天然の木材を使った家のナチュラルな内装づくり

心地よく飽きのこない内装づくりなら

家は長年にわたって暮らすものなので、その内側は心地よく飽きのこないデザインにしたいものです。また、数年前にはシックハウス症候群が問題になったことからも、天然木などの自然素材を活かしたナチュラルな内装づくりが注目されています。ナチュラルな内装デザインは、アーリーアメリカンなどのカントリースタイルはもちろん、北欧調やモダン調まで幅広いスタイルの家具にマッチします。

そこで、わが家の新築やリフォームの際には、内装に木材を活かしたナチュラルなイメージを取り入れてはいかがでしょう?今回は、ナチュラルな内装空間づくりのための素材選びやデザインのヒントについてご紹介します。

ナチュラルな床材といえば

建物の内装は床と壁、天井から構成されます。このうち、大きな面積を占め、つねに体に触れている部分である床から考えていきましょう。

現代の日本の住宅では、居室、リビングなど洋室の床にはフローリング材が広く普及していますが、ナチュラル志向の床材といえば、無垢材のフローリング材です。無垢材とは、天然木の丸太から直接使用する形状に切り出した木材のことで、無垢材のフローリング材はいわゆる一枚板の床材になります。これに対し、合板の上に薄い無垢の板や木目をプリントしたシートを貼った複合フローリングがあり、こちらの方が価格もリーズナブルで広く使われています。

無垢材のフローリングの魅力はなんといっても、天然の木のさわやかな風合いや温もりのある肌触りでしょう。調湿性もあり、年数とともに味わいが増します。木の種類によって色や木目、肌触りが異なり、ウレタン系塗料よりも蜜ろうなど天然系のワックスで仕上げると木が本来持つ調湿性や素材感を活かせます。

他にも、天然の木の風合いが楽しめる床材にコルクタイルがあります。コルクはほどよい弾力や暖かみがあるので、特に子供部屋や高齢者の居室におすすめです。

自然系の壁材や天井材

床を天然木の床材にするなら、壁や天井にも自然系の材料を使いたいですね。自然素材の壁・天井材の代表的なものが、珪藻土と漆喰です。いずれも塗り壁の材料で、調湿や消臭効果があり、左官工事で仕上げますが、珪藻土はざらっとした肌合い、漆喰はなめらかな質感に仕上がります。コテでテクスチャーをつけることもでき、天然木の床材ともよくマッチしますが、工期はやや長めになります。

塗り壁よりも手軽なのがクロス(壁紙)仕上げですが、壁紙にもナチュラル志向のものがあります。例えば、ケナフという植物を原材料にした壁紙は、吸湿性があり、おすすめです。

この他に、スギなどの天然木の羽目板を貼る方法も。羽目板は壁材や天井材として加工された木材で、こちらもフローリング材と同様、無垢材と集成材があります。床面から腰高くらいまで羽目板を貼り、それより上は塗り壁やクロスで仕上げることもできます。

空間演出に梁と柱を見せる

こうした材料選びに加えて、ナチュラルな空間演出として、あえて梁や柱を見せる設計デザインはいかがでしょう?吊り天井をなくし梁を出すことで、開放感が生まれ、ナチュラルな素材の良さが引き立ちます。ただし、リフォームをするのに本来の梁の見栄えがよくないといった場合などは、吊り天井に天然木を使ってアクセント用の「化粧梁」を作ることもできます。

ナチュラルな内装空間は心地よいものですが、天然の材料は高額になりやすく、特に無垢材はこまめな手入れが必要といった要素もあります。材料選び、デザインとも、設計段階から設計者とよく相談してくださいね。

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