おしゃれな外壁の色選びって、どうすればいいの?

まずは「景観ガイドライン」の確認を

戸建住宅の外壁は建物の最も多くを占める部分なので、外壁の色によって家の外観イメージは大きく変わります。したがって、新しく家を建てるときや外壁の塗替えの際には色にこだわって、おしゃれな外壁にしたいですね。今回は、そのための色選びのコツをお教えします。

まずは、外壁の色選びを始める前に注意したいことがあります。外壁の色を決めるには周囲の環境との調和が大切になりますが、最初に確認したいのが、自宅のある地域に「景観ガイドライン」が定められているかどうかです。

自治体によっては、街の景観保護のために、ガイドラインを定めて建物の外装に使用できる色を限定しています。家の新築や外壁の塗り替えをするときは、必ず事前に役所に確認するようにしましょう。「景観ガイドライン」がある場合は、その範囲内で色選びをすることになります。

3段階の色の組み合わせとは?

いよいよ外壁の色の選び方ですが、色選びをしやすくする色彩プランの基本的な考え方を知っておきましょう。これは、次のような3段階の色を組み合わせてカラーコーディネートしていく方法です。

・ベースカラー:最も大きな面積を占める部分の色

・アソートカラー:ベースカラーの次に大きな面積を占める部分の色で、ベースカラーの同系色や濃度を変えた色を使うことが多い

・アクセントカラー:小さな面積でアクセントとなる部分の色で、ベースカラーの対比となる色を使うことが多い

近年は1棟の住宅の外壁を2色以上で塗り分けることも多いですが、外壁に使用する色は3色までがまとめやすいと言われています。これにベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーをあてはめて考えると、効率良く色選びができます。外壁の塗り分けをしないのであれば、ベースカラーとアクセントカラーの組み合わせで考えましょう。

通常は外壁にベースカラーとアソートカラー、ベランダの面材(手すり)やひさしなどにアクセントカラーを使うことが多いようです。新築の場合は、ベランダやひさし、玄関ドア、窓枠・サッシなども同時にカラーコーディネートできますが、塗り替えの場合、外部設備・建具の交換をしないのであれば、既存の色とのマッチングも考える必要があります。木製や鉄製のベランダ・玄関ドアは塗り替えができるので、外壁と同時に塗り替えてもいいかもしれません。

3段階で外壁の色を考えよう

では、この3段階の色の考え方を元に外壁の色彩プランを進めていきましょう。

1)まず、外壁を塗り分ける場合は塗り分け部位を決めます。最も面積の大きな部分がベースカラーとなります。ベースカラーは、周囲の街並や自然、特に向う三軒両隣との調和を考えて選びましょう。住宅地なら落ち着いた色、緑の多い場所なら少しくすんだ色がマッチしやすいです。

2)ベースカラーに次いで面積の大きいアソートカラーを決めます。ベースカラーの同系色を使うのが基本ですが、色の濃淡を変えることで大きく印象が変わることも。ベースカラーとのコントラストが弱いとふわっと柔らかなイメージに、コントラストが強いとくっきり引き締まったイメージになります。

3)最後に、最も目立つポイントになるアクセントカラーを決めます。全体よりも暗い色や白、反対色など、効果的なアクセントになる色を選びましょう。

※「景観ガイドライン」がある地域では、決められた範囲の中から色を選んでください。

外壁の色選びにあたっては、多くのハウスメーカーや外壁業者が画像によるカラーシミュレーションをしてくれます。以上を参考に全体のバランスを考えながらシミュレーションして、納得いく色選びをしてくださいね。

■この記事を読んだ方はこんな記事もチェックしています■
▼景観に溶け込むシックな家にするための色使い
▼屋根の色選び、基調の4色はこう使う

ライフスタイルのおすすめ記事

  • 今どきのおしゃれな家に和室は不要?それとも必要?

    今どきのおしゃれな家に和室は不要?それとも必要?

    和室があれば、何かと便利? ライフスタイルの欧米化にともない、現代は和室のない家が増えています。これから家を建てるなら、欧米風のモダンな家にしたいと思う人も多いでしょう。そんなおしゃれな家には和室は不要かもしれません。 …

  • ガルバリウム鋼板で作る高機能でスタイリッシュな家

    ガルバリウム鋼板で作る高機能でスタイリッシュな家

    ガルバリウム鋼板の次世代建材 家を建てることになったら、安全で快適な住まいにするために気にしたいことがたくさんあります。耐震性など災害に強いことはもちろん、断熱性や湿気対策も大切です。そして、内外装ともデザインにこだわり…

  • 窓まわりを工夫して外国の家のような部屋づくり

    窓まわりを工夫して外国の家のような部屋づくり

    外国風の部屋づくりは窓まわりから? 家を訪れた友人に「まるで、外国の家みたい!」といってもらえるような部屋づくりをしたいと思いませんか? とはいえ、映画や雑誌で見るような外国の家は日本と違い、広くて天井も高く、そのまま真…

  • 個性的な家づくりは収納も含めて考える、わが家にとって使いやすい収納とは

    個性的な家づくりは収納も含めて考える、わが家にとって使いやすい収納とは

    家づくりにとって重要な収納プラン 家を新築したり、リフォームしたりするなら、わが家のライフスタイルに合った家づくりをしたいですね。それには、ライフスタイルに合わせて機能・デザインともに暮らしやすいような内装や外装にしたい…

  • 新築やリフォームの前に知っておきたい 広々としたリビングダイニングづくりのコツ

    新築やリフォームの前に知っておきたい 広々としたリビングダイニングづくりのコツ

    ワンルームのリビングダイニングが人気 近年は、戸建住宅でもリビングルームとダイニング、あるいはダイニングキッチンをつなげたワンルームのリビングダイニングやLDKが一般的になりました。ワンルームの大きな空間は、部屋を細かく…

  • ペットとともに暮らすためのリフォームとは

    ペットとともに暮らすためのリフォームとは

    室内で暮らすペットが増えている? 現代の日本では、少子化の一方、犬や猫を飼うご家庭が多くなりました。特に犬を飼っている世帯のうち、室内で飼うことが多い小型犬の割合が1995年の26%から2014年には63%ととても高くな…

  • 室内壁のプチリフォームで外国みたいなおしゃれな家に

    室内壁のプチリフォームで外国みたいなおしゃれな家に

    手軽に室内壁のイメージを変えるには 住宅の内装を構成する要素のうち、室内壁はつねに視界に入り、大きな面積を占める部分です。したがって、壁の色や模様、テクスチャーによってインテリアの印象は大きく変わります。外国の家やおしゃ…

  • 湿気やカビに悩まされない収納づくりのポイント

    湿気やカビに悩まされない収納づくりのポイント

    収納にはしっかりと湿気対策を 高温多湿の日本で快適な住まいをつくるには、湿気対策が重要になります。それは、居室だけではなく、収納についてもいえることです。家の中には、ふだんあまり開け閉めすることがない収納スペースもあるか…

  • 窓辺の熱を上手に遮断して、涼しく過ごすためのヒントをご紹介

    窓辺の熱を上手に遮断して、涼しく過ごすためのヒントをご紹介

    夏の暑い時期、エアコンの冷房効率を高めて室内の温度を低く保つには、「窓辺の遮熱対策」を行うのがおすすめです。遮熱対策をすることにはどのような意味があるのか、そしてどのような方法があるのか、興味を持った方は、ぜひ本記事をご…

  • 家を建てるときに知っておきたい! 住宅の屋根勾配の考え方

    家を建てるときに知っておきたい! 住宅の屋根勾配の考え方

    家を建てようとするとき、ぜひしっかりと考えてほしいのが屋根の勾配をどうするかという問題です。屋根づくりにおいては素材選びとともに、勾配の度合い、屋根の形が重要な意味を持ってきます。 勾配の違いによるメリットとデメリットな…

その他のおすすめ記事

  • 屋根材

    スレート屋根の修理はどのくらいの費用を見込めば良いか

    スレート屋根の修理はどのくらいの費用を見込めば良いか

    広く普及しているスレート屋根材とは 青空に風光る季節、日本の住宅街の眺めといえば、青い空に瓦屋根の家並みでしたが、それも懐かしいものとなりましたね。いま、瓦屋根にかわって、広く普及している屋根材はスレートと呼ばれるもので…

  • ライフスタイル

    窓まわりを工夫して外国の家のような部屋づくり

    窓まわりを工夫して外国の家のような部屋づくり

    外国風の部屋づくりは窓まわりから? 家を訪れた友人に「まるで、外国の家みたい!」といってもらえるような部屋づくりをしたいと思いませんか? とはいえ、映画や雑誌で見るような外国の家は日本と違い、広くて天井も高く、そのまま真…

  • リフォーム

    ベランダリフォームで住まいのアクセントづくり

    ベランダリフォームで住まいのアクセントづくり

    「家の顔」づくりに大切なスペース 洗濯物やふとんを干したり、エアコンの室外機置き場として、また植木鉢を置いてガーデニング気分を楽しむなど、ベランダは日々の暮らしに欠かせないスペースです。戸建住宅のベランダを安全に維持して…

  • 屋根材

    オリンピックの屋根トリビア? 国立代々木競技場の屋根材と美しさのヒミツ

    オリンピックの屋根トリビア? 国立代々木競技場の屋根材と美しさのヒミツ

    再注目される国立代々木競技場 2020年の2度目の東京オリンピック開催に向け、新国立競技場や選手村の建設が急ピッチで進んでいます。一方で、前回開催時の施設を今回も利用することが決まっています。そうした施設の中でも、特に有…

  • 屋根材

    屋根材の塗装の違いで暮らしやすさが変わるって、ホント?

    屋根材の塗装の違いで暮らしやすさが変わるって、ホント?

    ハイグレードな塗装鋼板とは 近年、住宅の外壁や屋根といった外装の材料として普及が進むガルバリウム鋼板をご存知でしょうか? 鋼板でありながら、サビに強く高い耐久性があり、金属特有の軽さから耐震性にもすぐれた建材です。このよ…

  • 屋根材

    洋風の瓦がある? 洋瓦の種類とメンテナンス方法

    洋風の瓦がある? 洋瓦の種類とメンテナンス方法

    瓦と聞くと古い木造住宅の屋根に使われている日本瓦をイメージするかもしれませんが、近年では洋瓦を採用した住宅が増えています。洋瓦とはどういったものなのでしょうか。ここでは瓦の一種である洋瓦の特徴や種類、メンテナンス方法など…

  • 屋根

    屋根の形にはどのようなものがある? 屋根の形状と特徴

    屋根の形にはどのようなものがある? 屋根の形状と特徴

    住まいの建て替えやリフォームの際、屋根の形状を変えることがあります。小規模なリフォームの場合だと屋根にまで手を加えることは少ないかもしれませんが、屋根のリフォームや建て替えとなると、屋根についての知識も必要になってきます…

  • ライフスタイル

    海外インテリアに学ぶホテルライクな寝室づくり

    海外インテリアに学ぶホテルライクな寝室づくり

    寝室をお気に入りの空間に 住まいにおける寝室とは、どのような空間でしょう? 寝室は単に寝るだけの部屋と考えている人も多いかもしれません。しかし、本来は1日の疲れを取り、明日への活力を養うための大切な場所です。したがって、…

  • 屋根材

    ご存知ですか?あの歴史的建造物の瓦屋根のヒミツ

    ご存知ですか?あの歴史的建造物の瓦屋根のヒミツ

    お城やお寺の意外な瓦屋根 日本のお城や神社仏閣などの屋根には古くから瓦が使われてきました。伝統的な日本の瓦といえば、黒やグレーの陶器瓦が一般的です。そして、伝統的な建築物には、本葺瓦がよく用いられます。また、いぶし銀とい…

  • 屋根材

    ハイテクなのに伝統的!?実は歴史ある屋根材、金属瓦

    ハイテクなのに伝統的!?実は歴史ある屋根材、金属瓦

    金属瓦は現代の屋根材? 日本建築の屋根といえば、いぶし銀といわれる黒っぽいグレーの瓦屋根を思い浮かべる方も多いでしょう。一方で、最近は、和風の住宅の屋根にガルバリウム鋼板の金属瓦を使うケースが見られます。 ガルバリウム鋼…

すべて ライフスタイル 屋根 リフォーム 屋根材 メンテナンス 耐震

▲ページトップ