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外壁や屋根の塗装は雨の日でもできる? 塗装作業への影響について

メンテナンス

外壁や屋根の塗装は家を守るためにも一定周期で行う必要がありますが、その塗装を長持ちさせるためには適した季節に塗装作業をすることが大切です。そこで、塗装に適した季節はいつ頃なのか、雨の日に塗装はしてもよいのか、その場合作業にどんなに影響が出るのかについてご紹介します。

外壁や屋根塗装に適した季節は?

雨が降ると塗装が乾かないので、外壁、屋根塗装をする場合は雨が降りにくい季節を選びましょう。

塗料メーカーの規定には「湿度85%以上、気温5℃以下」というものがあります。湿度が高くなる6月~7月の梅雨の時期や、気温が下がる冬の時期は塗装には不向きな季節となります。ベストなシーズンは雨が降りにくく、湿度も下がる秋の時期になります。ただし急に気温が下がることもあるので、注意が必要です。夏場も条件には適していますが、足場が熱くなったり高温によって体力が奪われるので作業には向きません。

梅雨を迎える前の4月~5月やベストシーズンの10月~11月には、人気の塗装業者のスケジュールは予約で埋まりやすいので、早めに依頼することが重要です。

雨の日に外壁、屋根塗装をしてはいけない理由

例外として塗料の中には雨の日でも塗装可能なものはありますが、基本的には雨の日に塗装をすることはできません。

雨の日に塗装をしてはいけない理由は主に3つです。

  • ・塗料が乾きにくく、十分な乾燥ができないと工程に必要な重ね塗りが不十分になってしまう
  • ・塗料に雨水が混ざることで寿命が縮まってしまう
  • ・雨水で薄まった塗料が流れ出したり、雨つぶの模様ができてしまったりしてキレイに仕上がらない

塗装は剥がれにくく丈夫にするためにも通常は下塗り・中塗り・上塗りと3回重ね塗りをします。どの工程においても雨は天敵ですが、中でも下塗りの時に雨が降ってしまうとその後の塗料が上手く付着せず、せっかくの塗装が剥がれやすくなってしまいます。
また、下塗り時に問題がなくても塗料に雨が混じってしまうとひび割れやムラが生じてキレイな仕上がりにならない可能性があるので、どのタイミングでも雨は禁物です。

外壁の場合は、施工時に雨が降らなければ塗装が可能ですが、屋根の場合は前日に雨が降って水滴が乾ききっていないと、付着している水分によって同様のことが起きてしまう可能性があります。そのため屋根塗装の場合は施工業者に確認を取る、もしくは前日に雨が降っていない万全の状態で塗装を頼むなどの対処をしておくと安心です。

外壁や屋根の塗装中に雨が降ってしまったらどうなる?

どんなに天気予報を確認して予定を立てていても雨が急に降ってしまう場合はゼロではありません。通常の場合、雨が降った際には強行されずに作業が中断になりますが、依頼した工務店や施工業者によっては作業を続けようとする可能性もあります。その場合は遠慮せずに、塗装不良になる心配を伝えて保証期間や内容について確認しましょう。また、塗料の種類によっては 多少の雨ならば施工可能なものがあるので併せて確認しておくと安心です。

なぜ保証期間を確認するのかというと、仮に雨が降っている状態で塗装行った場合、耐用年数前に塗装が剝がれるなどの危険性があるからです。その時には不具合として保証してもらう必要があるので、どのような状態になったときに保証をしてくれるのか、何年間ならば有効なのかということを確認しておくことが非常に重要になります。

ここで注意が必要なのは塗装に関する保証は一律で決まっているものではないことと、部位によって保証年数が違っている場合があることです。工務店などが独自で行っている保証サービスならば、たとえ20年保証だったとしても途中で倒産してしまえば保証を受けられなくなります。しかし、リフォーム団体や組合の保証制度に参加している場合は、店が倒産してしまっていても不具合が保証対象のものであれば保証を受けることができる可能性があります。お困りの際は、一度問合せされてみてはいかがでしょうか。。

外壁、屋根塗装時に雨が降ってしまったら工賃は増える?

雨が降ってしまった時に工賃が上乗せされることは原則としてありません。なぜならば天気は予想外に変わる上、雨以外にも 塗装に適さない日があるので予め予備の日程なども確保して計算がされているからです。

しかし、工期が伸びればその分足場や養生シートで家が覆われている期間も伸びてしまうため、、雨の季節は避けた方が無難です。
雨の日の外壁や屋根の塗装作業を行うと仕上がりが上手くいかなかったり、塗装の寿命が縮んだりする可能性があります。そのため、雨が降りにくい季節に依頼できるように予定を立てておくか、スケジュールに余裕を持って日程を決めましょう。

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