地震に備えて屋根工事をしよう! 耐震性に優れている屋根とは?

耐震性を考えて屋根工事をしよう、と目にしたことがある方も少なくないと思います。では、耐震性に優れている屋根とはいったいどのような屋根なのでしょうか。ここでは、耐震性に優れた屋根、地震に強い屋根にするにはどんな工事が必要なのか、ご説明します。

屋根工事をすることで地震対策ができるって本当?

屋根が地震と大きな関わりがあると言われているのは、建物の一番上にある屋根が重いと、大きく揺れたときに柱や壁に多大な負荷がかかり、倒壊につながる可能性があるからです。もちろん、屋根が重いからといって確実に地震に弱いということではありません。重い屋根瓦、日本瓦を採用していたとしても地震に強い家はあります。太くしっかりとした柱や耐力壁がバランスよく配置されているなど、建物の耐震性はさまざまな要素によって決まりますので、ご自宅の耐震性が気になる場合は一度耐震診断を受けてみるのがよいでしょう。可能なら耐震リフォームも視野に検討するのがおすすめです。

耐震を考えた場合、どのような屋根工事をするべき?

一概に屋根の重さが問題とは言わないまでも、やはり耐震を考える上で屋根が重要な要素であることには変わりがありません。ではどういった対策が考えられるのでしょう?
ひとつには、屋根の葺き替え工事があります。スレートやガルバリウム鋼板といった、瓦よりも軽い屋根材に葺き替えることで耐震性の向上を図るものです。建物の外観上、どうしても瓦が良いという場合には防災瓦を検討してみてはいかがでしょうか。金属屋根に比べれば重くはなってしまうものの、瓦同士をかみ合わせる構造のため、通常の瓦よりも揺れや強風に強いとされています。
屋根の葺き替えは大掛かりな工事になるので、すぐに実施を検討するのが難しい場合もあると思います。屋根の葺き替えとまではいかなくても、屋根材が割れていたりはがれていたりしないか、メンテナンスを行うのが大切です。地震が起こったときに瓦などが落ちてこないよう、定期的に補修工事を行うようにしましょう。

耐震リフォームにおすすめの屋根材の特徴

屋根の耐震性アップにはより軽い屋根材に葺き替えることがポイントですが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。おすすめの屋根材について、簡単にご紹介したいと思います。

・ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は近年、屋根材としてよく用いられている素材の一つです。最大の特徴は耐用年数が長いということで、およそ40年ほどといわれています。10年を目安に塗り替えを行うことで腐食防止をはかるのが一般的ですが、20年メンテナンスフリーのものもあるので葺き替え後の維持がお手軽というメリットもあります。耐火性にも優れ、さらに比較的安価なため、近年よく取り入れられるようになりました。色数が豊富で加工しやすいため、デザイン性が高いのも採用される理由のひとつです。

・ステンレス鋼板
ステンレス鋼板は先ほどご紹介したガルバリウム鋼板よりも、さらに耐用年数が長いことで知られています。ランニングコストを減らすことができるので、長期的な視点で考えて優れた屋根材と言えるのではないでしょうか。ステンレスはよく水回りにも使われているように、水に強く、メンテナンスフリーという魅力があります。費用は高くなりがちですが、軽量ですから耐震性にも優れています。

・スレート屋根
軽量で丈夫というのが、スレート屋根の特徴です。多くの住宅で使用されている屋根材ですが、カラーバリエーションが多いため個性的な住宅に仕上げることも可能です。遮音、耐熱性能が高いのも魅力的なポイントではないでしょうか。屋根材としての強度は日本瓦に劣り、定期的にメンテナンスを実施しないと割れやすくなってしまうものの、価格が安いので取り入れやすい屋根材です。

・軽量防災瓦
通常の瓦よりも一割ほど軽量化された瓦ですが、最大の特徴は瓦同士がかみ合う構造にあります。揺れや強風でも瓦が浮いたりズレたりしにくく、雨水の侵入も防いでくれます。通常の瓦と同様、サビや色落ちなどがないといったメリットがあります。費用は製品によって異なりますが、おおむね通常の瓦と同等か、若干高い程度のようです。

自宅の屋根はどんな屋根?

自宅の屋根がどんな屋根材を使っているのか把握している方は少ないかもしれません。今後のこと、地震が起きたときのことを考えると屋根材を把握しておくことは大切なことではないでしょうか。自分で確認するのもよいですが、足場が不安定であったり滑りやすい場合もあるので、十分に注意が必要です。なるべくなら専門の業者に依頼し、屋根の点検とあわせてチェックしてもらうのがよいでしょう。

屋根を葺き替えることで耐震性を高めることができるだけでなく、見た目が良くなる、今後のメンテナンスが楽になるといったさまざまなメリットを得ることができます。ぜひ具体的に検討してみてはいかがでしょうか。

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